世界中を旅するTRANSITの取材班が、毎号特集国にあわせてkarrimorを現地に携行。
連載第6弾は「ボルネオ」。ridge SL crazyを旅の相棒にボルネオを巡りました。
ここでは、誌面に掲載しきれなかった写真とエピソードを紹介。
取材班が辿った取材の舞台裏をお楽しみください。
霊峰キナバル山を望む
ボルネオのシンボルのひとつ、キナバル山。標高は4095mとちょっと富士山より高い。先住民にとって信仰の対象となっている霊峰だ。一方で登山文化も根付いており、ご来光登山などのツアーも数多く催行されている。
レイヤー化する植物たち
ふと頭上を見上げると、幹には無数の植物が着生していた。雨が多く、湿度が高いボルネオの熱帯雨林では、幹の上でも根を張る、したたかな植物が多い。なかには貴重なランや食虫植物もあり、研究者にとって垂涎の場所でもある。
“森の人”オランウータンの保護施設へと
北東部の都市、サンダカンにはオランウータンの保護施設がある。森林伐採などで棲息環境が悪化しており、こういった施設が最後の砦となっているようだ。一日も早く森に還れるといいのだが。環境への意識が高いのもボルネオの特徴だ。
手の届きそうなところに珍客登場
サルはさまざまな種類が棲息している。好奇心が高く、ふと気づくと頭上で興味深そうに眺めていたりする。携帯電話やカメラを盗られてしまうこともあるらしく、ガイドさんは注意を促していた。
朝もやの立ちこめる森
熱帯雨林の移動手段のひとつに舟がある。いたるところに川が流れているため、水上のアクセスが発達しているのだ。いとも簡単に奥地へと辿り着けてします。ここからトレッキングを開始。
ガイドに連れられ山奥へ
周辺を熟知したガイドが何やら面白いものを見せてくれると案内してくれた。森をかき分け、山の裾野を歩いていくこと数時間。いつしか近くに住む子どもたちも集まってきた……。
世界最大の花、ラフレシアに出会う
森の奥で出会ったのはラフレシア。世界最大の花で、その直径はなんと50cm以上。枯れるときにとてつもなく臭い匂いを放つというが、幸いまだ咲いたばかりだったようで無臭。ちょっとグロテスクではあったけれども。
市場を彩る果物たち
市場にいけば、さまざまな種類の果物が出迎えてくれる。日本には検疫のため輸入されることのないフルーツもちらほら。温室育ちではなく、しっかりと熱帯の太陽を浴びて熟れているため、味はとても濃い。
ドナドナされる牛
アジアではお馴染みの光景。ピックアップバンで家畜が運ばれていく。ボルネオは世界で3番目に大きな島だが、そのほとんどは熱帯雨林などの自然。熱気溢れるアジアを感じるにはとてもいい場所だ。