南緯32度、日本との時差12時間。日本列島の裏側、地球儀をぐるりと半周回した場所、世界最長8,000kmアンデス山脈の旅へ。日本の地平線の下、南半球の星空(宇宙)を眺めながら、南米大陸最高峰アコンカグア峰(6,960m)山頂を目指します。
標高5,150mのC1ニド・コンドレスに到着です。日が暮れる前に夕食を済ませます。明朝の集合時刻まで、予定なし。しかし、暇を持て余すということではありません。テントの中、シュラフの上で何もしない時間を楽しみます。ということで、定点観測をしてみることに。同じアングルでも時間帯によって表情が異なります。
[定点観測:北]紅茶を飲みながら、夕暮方を眺めます。
[定点観測:東]誰が造ったのでしょうか。石ころで、テント横に〃Aconcagua 2001〃と。
[定点観測:東]アコンカグア峰での夕焼けを最初に眺めた時からの印象ですが、この岩質が反射させる夕映えの美しいこと。
[定点観測:南東]山頂が近くに見え、簡単に登れてしまいそうです。感情が高揚し、気持ちが大きくなっている証拠です。こんな時の登山は要注意です…。
[定点観測:南東]夕日影が冴えます。
[定点観測:北]きれいな青空から…。
[定点観測:北]きれいな茜空になりました。
[定点観測:西南西]落日は、高揚した気持ちを落ち着かせてくれます。
[定点観測:西南西]落日は、大気中の水蒸気量も教えてくれます。
[定点観測:西南西]ここでの落日は、翌日の朝日として日本列島に登場します。
[定点観測:北西]太陽に続いて月が沈んでゆきます。
[定点観測:北西]月に続いて土星と木星も沈んでゆきます。
[定点観測:南西]ここは南米大陸で最も眺望の良いキャンプ地です。天象だけでなくパノラマ風景も満喫します。
[定点観測:南東]空が澄んでいる場所では、月明かりの下でも天の川が見られます。
[定点観測:南東]月影も冴えます。夕食からこの時間まで、紅茶を何杯飲んだことでしょう。トイレを済ませてからシュラフに入ります。